「宮古島エリアの島」

宮古島周辺の「船（一般旅客航路）で渡る」離島

・「宮古島」は沖縄本島・那覇市より南西約290kmの海上にあり、宮古島とその周囲および宮古島の西約60kmにある多良間島と水納島をあわせた島々は先島（さきしま）諸島「宮古列島」とよばれています。
・宮古島の周囲には5つの島が散在しますが、多くが宮古島から海上の自動車道路橋（※1）で連絡され船舶航路は廃止されました。現在、「宮古列島」のうち宮古島から「船（一般旅客航路）で渡る」「有人」の離島は、「多良間島」と「大神島」の2島のみ。
・「多良間島」は宮古島と石垣島とのほぼ中間にあり、どちらからも距離があります。船舶航路に加え宮古島からの小型航空便もありますが（※2）、ともに便数は限られ天候の影響も受けやすく短期旅程には難しい。また、多良間島のすぐ北に浮かぶ「水納島」へは、多良間島から「ツアーボート・チャーター船」で渡航が可能。ただし渡航は航路乗り継ぎを重ね天候波浪しだいで、短期旅程には難しい。　　　　
・「大神島」へは、宮古島北部にある小さな漁港から渡ります。航路の便数はやや少なめですが利用は難しくありません。ただし宮古島市内中心部と航路発着漁港間に距離があり、「路線バス」利用の場合は航路との接続が良くない時間帯もあります。

「多良間島（たらまじま）+ツアーボート・チャーター船で渡る水納島（みんなじま）」：宮古島と石垣島との中間にあり、どちらとも異なる独自の文化をもつ島。広く平坦で、島内では一面のサトウキビ畑・放牧地をぬけるまっすぐな道、海岸では各所で街と海とをつなぐ古い野道（＝トゥブリ）のおだやかな道風景に出会えます。海の状況がよければ、すぐ北の「水納島」へ渡って”ほぼ無人島”の静けさを体験可能。

「大神島（おおがみじま）」：”街域のある島”としては、面積・人口ともに沖縄で最も小さな島。古来より神聖な島とされかつては宿のない島でしたが、2013年に民宿がオープンし宿泊旅が可能に。民家の連なる坂の細道・島の頂上展望台への遊歩道・奇岩の沿う海岸道路には、この島独特の風景が広がります。

宮古島周辺の「航路のない」離島・「自動車橋で渡る」離島（※1）

・宮古島の周辺に隣接する「池間島（いけまじま）・来間島（くりまじま）・伊良部島（いらぶじま）・下地島（しもじしま）」へは船舶航路がなく、宮古島とは長い海上自動車橋（※1）で連絡。宮古島に宿泊拠点を置き、「レンタカー」や「レンタルバイク」で”日帰り”で（または”1日で複数”の）これらの島をめぐる旅が一般的です（※3）。時間の制約があり旅の効率はよくありませんが、自動車橋を経て宮古島市内中心部と各離島を結ぶ「路線バス」や、少々体力は必要ですが「自転車」を利用して訪れることも可能。

・「池間島」は、海岸の丘陵部に連なる家並みが美しい島。島北部に広がる「池間湿原」は渡り鳥の飛来地、島の北東沖サンゴ礁エリア「八重干瀬（やびじ）」はダイビングポイントとして知られています。　
・「来間島」東部の遊歩道・展望台エリアでは、対岸の宮古島やその間の海峡と来間大橋を望めながらの散策が楽しめます。島西部には、隠れ家的な静かな天然ビーチや小さな入り江が散在。
・「伊良部島」の見どころの多くは外周海岸部。北部・東部は断崖の優勢なエリアが多く各所に展望エリアが整備され、西部の「佐和田の浜」では沖に並ぶ岩群が、「渡口の浜」では浜両端の磯場が美しい。
・伊良部島西部に隣接する「下地島」には、過去の大津波で打ち上げられた巨岩や浜の岩群の奇景、外洋につながる大きな池など天然造形の見どころに加え、訓練機の離発着で知られた「下地島空港」も。

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